(メーカー型番:RNRX4430D-100AJS)
ReadyNAS 2100 リミテッドエディション は小規模から中規模のビジネス向けに設計された、ディスク4台搭載可能な1Uラックマウントの
ネットワーク・ストレージです。 ディスクトレイのカラーが変更された以外は、ReadyNAS 1100 と同一の外観に
仕上がっていますが、ケースを開けてみると多くの変更がなされているのがわかります。
クラス最高水準の高速処理と高パフォーマンスを実現
ReadyNAS 2100 リミテッドエディションは、Intel社の1GHz SOC (System-on-chip)を採用しているため、ReadyNAS 1100と比較して2~3倍の転送速度になっています。また、差分バックアップや圧縮・暗号化などの計算処理を必要とする処理の性能もCPUのクロック周波数の向上によって、格段に高速化されています。
X-RAID2 技術の搭載
ReadyNAS 2100 リミテッドエディションは、通常のRAIDではなく、NETGEAR独自のX-RAID2テクノロジを採用しています。
X-RAID2は、ReadyNAS NV+シリーズおよびReadyNAS 1100シリーズに使われている実績があり、
多くの賞をいただいてきたX-RAIDテクノロジの2代目である後継技術です。
X-RAID2テクノロジにより、1台からのディスクで構成したデータボリュームを、オンラインのままで
ディスクの追加をすることで、4台までのディスクで構成するRAIDに組みなおすことができます。
業務で使用している場合は、ユーザの業務を停止させることなく、容量の追加ができます。
もし、4台のディスクで構成されたX-RAID2の容量が不足した場合、各ディスクを1台ずつ、より大容量のものと
交換することで、ボリュームの拡張を行うこともできます。この作業では、すべてのデータをバックアップして、
ディスクを交換の後、データのリストアを行うといった作業は不要です。
従来のX-RAIDでは、すべてのディスクの交換後にボリューム拡張が行われましたが、X-RAID2では、
2台のディスクを大容量のものと交換した直後から、ボリュームが自動的に拡張されます。さらに残りのディスクを
交換するたびにボリューム容量の拡張が行われます。X-RAID2の説明は、下のイラストをクリックしてください。
iSCSIをサポート
ReadyNAS 2100 リミテッドエディションはiSCSIをサポート。データボリュームの一部にExchangeサーバやOracleデータベースを
作成することができます。また、iSCSI機能はNAS機能と同時に使用できるため、残りの領域は通常のNASの
データボリュームとしてご利用いただけます。なお、WindowsのACLを用いる場合、iSCSIではより高い
コンパチビリティを実現することができます。
ECCメモリ採用による高度なデータ保護機能
微細化プロセスによって製造された高集積度メモリでは、ソフトエラーによるデータの破壊も無視できなくなって
きました。ソフトエラーによるメモリ上のデータの破損は、エラーを直ちに発生させるとは限らず、知らない間に
ディスク上のデータを壊してしまうこともあります。ECC (Error Correction Code)を付加したメモリでは、
通常発生する1ビットエラーを自動修復し、また2ビットエラーの検出を行うことで、より高度なデータ保護を
実現します。ReadyNAS 2100 リミテッドエディション では、この1GBのECCメモリを採用し、より高度なデータ保護を実現しています。
短い奥行きで高密度にラックに収納可能
ReadyNAS 2100 リミテッドエディション の奥行きは32cmで、4ベイの1UラックマウントNASでは最小クラスです。1Uのスペースに
ReadyNAS 2100 リミテッドエディション の背面を向かい合わせて2台収納することにより、1Uのスペースに最大8台のディスクを設置することができます。
柔軟性があり、手ごろな価格でお求めいただける小中規模事業者向けのネットワークストレージ
NETGEARのReadyNAS 2100 リミテッドエディションシリーズは、小規模店舗内のデータ共有、中小企業、大企業の部署や
支店単位での使用など150ユーザ以上を想定した製品です。
前出の高機能に加えて業界最長クラスの5年間無償保証が標準添付されており、同カテゴリ、
同価格帯の製品と比較してコストパフォーマンスを実感いただける製品となっています。
中規模オフィス向けのNASソリューション
ReadyNAS 2100 リミテッドエディションは、全てのビジネスユーザに中規模オフィス向けのNASソリューションをご提供します。
<Windows Server Active Directoryをサポート>
ReadyNAS 2100 リミテッドエディションは、Windows Severで利用されるActive Directoryを利用した運用環境に対応する
2つのセキュリティモードを実装しています。既存のActive Directory構築環境を利用することにより、
すでにディレクトリに登録されている既存のユーザ、グループは簡単にReadyNASへアクセスすることができます。
<スナップショット機能>
ReadyNAS 2100 リミテッドエディションは、保存されたデータのタイムスタンプイメージをカメラのスナップショット感覚で
保存することができます。ReadyNASに保存されたデータ容量やファイル数に関わらず、
スナップショットは数秒で取ることができますし、それによりファイル共有などの機能を中断することなく
ファイルの状況を記録することができます。スナップショットの記録後にファイルやフォルダを消去した
場合でもスナップショットに記録されたバージョンに復帰することができます。万が一ファイルに
ウィルスが感染した場合でも深夜に保存された感染前のファイルに復帰することができますので、
重宝すること間違いなしです。
また、スナップショット機能はスケジュール調整ができますので、バックアップのタイミングに合わせる
こともできます。通常のバックアップに数時間かかりますので、バックアップ中になにか変更があった
場合に対してスナップショット機能を利用することにより、バックアップをより正確にとることができます。
<バックアップ機能>
オフィス用途で要望されるバックアップ機能に関しては、ReadyNAS本体に内蔵されたバックアップ管理機能を
利用して、様々なファイルプロトコルをサポートすることができます。当然CIFS,NFS,HTTP,FTPをサポートしていますし、
さらにLinuxで一般的に利用されるRsyncプロトコルもサポートしています。そのため、NASに保存されているデータの
バックアップを簡単に取ることができます。
システム異常時に警告メールを送信
ReadyNASに保存した大切なデータを損失から守る最善の方法は、実際に障害が発生する前に、
故障する可能性を予測し、対処することです。
ReadyNASでは、ディスクの温度、ディスクの内部エラー (ディスク障害の前兆: S.M.A.R.T情報)、
ファンの故障などを常に監視し、異常がみとめられた場合にメールにて警告を発します。
また、ボリュームやクォータの容量が限界値に達したばあいにもメールで警告します。
UPSを接続しているときは、UPSがバッテリー駆動になり、UPSで電源異常を検知した場合にも
警告メールを送信します。
「ごみ箱」機能
Windowsのユーザでデスクトップにある「ごみ箱」をよく活用している方は、ReadyNASの
「ごみ箱」機能も必須の機能としてチェックしてください。もし、誤ってファイルを削除して
しまった場合でも、バックアップファイルをあせって探す必要はありません。なぜなら、
ReadyNASのごみ箱に削除してしまったファイルが残っているので、そこから簡単に
復活させることができるからです。
UPS(無停電電源)の監視機能
UPSを接続していて、停電時間がバッテリーの容量よりも長かったらどうなるでしょう。 ReadyNASでは、
対応UPSのバッテリーレベルを監視し、バッテリーの容量が少なくなった時に、システムを安全に
シャットダウンします。これにより、不完全な書込みの発生を防ぎ、データの損失を回避します。
作業としては、UPSをコンパチビリティ・リストから選び、USBポートに接続するだけで面倒な設定は必要ありません。
ディスクの故障によるシャットダウン
ReadyNASは1台のディスクが故障しても動作を継続するように設計されています。この場合、
非冗長モードで動作していることになるので、ディスクの交換を完了する前に2台目のディスクも
故障した場合はデータの損失となります。このような状況を防ぐため、1台目のディスクが
故障した場合にただちにシャットダウンするよう設定することができます。
オンライン・アップグレード
ReadyNASではオンラインでのファームウェアのアップデートをサポートしています。イメージを一旦PCにダウンロードする必要はありません。 ReadyNASが直接アップデート・イメージをダウンロードしてシステムを更新します。「システム」メニューの「アップデート/リモート」タブで、「アップデートの確認」ボタンをクリックして、最新のファームウェアがリリースされているかを確認できます。そして、「アップデートの実行」をクリックすると実際のアップデートが開始され、あとは指示に従うだけです。またオプションで、定期的にアップデートをチェックして、自動でダウンロードするように設定することもできます。そのばあいは、通知を受けとりしだい、ReadyNASをリブートするだけです。この機能で、追加機能やバグの修正された最新版を使用することができます。 |
多言語対応
ReadyNASの管理画面(FrontView)は7か国語をサポートしています。もちろん、日本語にも対応しています。
その他に、英語、フランス語、ドイツ語、中国語(簡体字)、韓国語、ロシア語を使用できます。 FrontViewで使用
される言語はブラウザの設定により自動的に選択されます。
Mac ユーザに最適なプロトコルをサポート(AFPプロトコル)
Windows SMB/CIFプロトコルを利用してのMacサポートを表示している他のNAS製品と違い、ReadyNASでは
Macで一番利用されているAFP(Apple File protocol)をサポートしています。 そのため、ファイルネームでの
ノンスタンダードキャラクターの表示などで問題になる心配はありません。SMB/CIFSなどでMacにアクセスすると、
HFS,HFS+などの独自情報が欠落する問題がありますが、ReadyNASでは心配する必要がありません。
ReadyNASがMacと相性が良いということは、パフォーマンスの項目をご覧ください。AFPプロトコルを用いた
テストでは、十分なパフォーマンスを実現しています。
※OS9では日本語のファイル名の一部に文字ばけが発生する可能性があります。
リモート・アクセス
ReadyNASに保存したたくさんのデータをインターネットを介してアクセスしたいと思いませんか? ReadyNASは、
インターネットの標準プロトコルであるFTPやHTTPをサポートしているので、ホームルータの設定で
ポートフォワードを適切に設定すれば、簡単に実現できます。お気に入りのFTPクライアントやブラウザを用いて、
インターネットからReadyNASのコンテントにアクセスできるようになります。さらに、ReadyNASはWebDAVを
サポートしているので、通常のネットワークフォルダと同様に、エクスプローラ上でドラッグ&ドロップによるアクセス
が可能です。詳細については、 こちらをごらんください。また、Wake-on-LANをサポートしているので、
リモートからReadyNAS 2100を起動することもできます。
低消費電力
ReadyNAS 2100 リミテッドエディション は、効率のよい Intel SOC の採用によって、消費電力を増加させることなく、 パフォーマンスを向上させることができました。実際、旧製品より若干ですが消費電力は低下して います。通常の使用状態で76W、ディスクスピンダウン時では34Wにおさえられています。また、タイマーによる電源のオン・オフを行うことで、さらに消費電力を抑えることができます。 |
【同梱内容】
・ ReadyNAS 2100 リミテッドエディション本体
・ 電源ケーブル
・ イーサネットケーブル
・ 取り付けネジ
・ リソースCD
・ インストールガイド(英語版)
・ ユーザ登録のお知らせ(製品保証規定を含む
RNRX4430Dは、iSCSI対応 4ベイ 1Uラックマウント型ビジネス向けNAS「ReadyNAS 2100 リミテッドエディション」の12TBモデルです。
製品仕様 | ||
システム | Processor | Intel Embedded Processor |
SDRAM | 1 GB ECC Memory | |
Flash | 128MB | |
液晶ディスプレイ | - | |
ディスクドライブ | ディスク容量 | 12TB(3TB × 4台) |
対応HDD | Serial ATA II (4台まで) | |
RAID | 0/1/5/ X-RAID2TM | |
ホットスワップ対応 | ||
ネットワーク | LAN | 10/100/1000Mbps × 2 |
AutoMDI-X | ||
DHCP | サーバ、クライアント | |
対応プロトコル (ファイルシステムなど) |
CIFS/SMB/WINS(Windows,MacOS X) AFP 3.1 (MacOS 9/X) NFSv2/v3 (Linux, Unix など) HTTP/HTTPS/FTP/FTPS/Rsync/WebDAV |
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対応プロトコル (ストリーミング) |
Slim Server ネットワークDVDプレイヤー互換 |
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対応OS | Windows Vista/XP/2000 MacOS 9/X Linux Unix |
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データ共有・ セキュリティ |
ユーザ、グループ、共有単位のセキュリティ設定、クォータ設定 ユーザ単位、Active Directory ドメインによるアクセス管理 Windows ACL 対応 SSL サポート 暗号化ネットワークログイン |
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バックアップ機能 | ジャーナリングファイルシステム スナップショット プログラマブル・バックアップ・ボタン 完全・増分バックアップ RSYNC 対応 複数台のReadyNAS 間のファイルシステム同期 ホットスペア対応(RAID 0/1/5 使用時) バックグラウンドRAID同期 ライフサポートモード |
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対応ウェブブラウザ | Microsoft Internet Explorer 7.0 以上 Opera 9.5 以上 Safari 2 以上 Mozilla Firefox 2.0 以上 |
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管理機能 | NTP(Network Time Protocol) イベントログ(電子メールでの通知可) |
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管理ツール | RAIDar (検出および監視エージェント) FrontVIEW SNMP サポート |
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拡張機能 | USB 2.0 ポート × 3 USB 対応機器: プリンタ、ストレージ機器 USB ストレージ対応ファイルシステム: FAT32、Ext2、Ext3、NTFS(リードオンリー) |
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電源 | 100-240 VAC (50/60Hz) | |
電源管理 | 未使用時のディスク回転数制御、 パワーオン・タイマ UPS による電源バックアップ |
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消費電力 | 最大80W(4 x 1 TB搭載時) | |
冷却ファン | デュアル 40mm ボールベアリングファン × 3 | |
動作環境 | 温度: 0~40℃ 湿度: 20~80%(結露しないこと) |
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電磁放射、安全性、環境等 | FCC、UL、C-tick、RoHS | |
外形寸法 | H43 x W430 x D318 (mm) | |
重量 | 9.5 kg (HDD 4台搭載時) |
有償サポート | クイックデリバリ(翌日/2時間) | P1AY1/P1AY2 |
ドキュメント
インストールガイド[PDF版:516KB] (日)
サポート情報
ReadyNAS 2100 : RAIDiator (ReadyNAS OS) の再インストール [PDF: 234KB] (日)
ソフトウェア ユーザーマニュアル [PDF:3.3MB] (日)
ハードウェアマニュアル[PDF:1.54MB] (日)
ReadyNAS 2100 : 工場出荷時の設定への戻し方 [PDF: 311KB] (日)
その他の情報
ReadyNAS RAIDar Version 4.3.4 (英)
ReadyNAS 管理画面シミュレータ (日)
HDDコンパチビリティリスト (日)
オムロン製 UPSとの連動について (日)
データシート[PDF:278KB] (英)
製品画像ダウンロード[JPEG:196KB] (日)
製品画像ダウンロード(高解像度)[TIFF:550KB] (日)