背景

1604年に設立されたブランデルズは男女共学の私立学校で、800人以上が全寮制、週5日制、フレキシ制の寮生活を送り、3歳から18歳の生徒が通っています。当校は優れた学力と素晴らしい設備を、最高のパストラルケアと組み合わせています。ブランデルズはデヴォン州ティヴァートンの小さな市場町の郊外に位置し、いくつかの何百エーカーかを含む2つの隣接地を占有しています。

問題/目的

過去10年間で学校の理事達は、生徒、教師、サポートスタッフが利用できるICT設備を展開するべく、ITに多額の投資を行ってきました。現在は600台以上のコンピューターが学校のネットワークに接続されています。ブランデルズ・スクールの施設は、専用のポップハムセンターを中心としています。このセンター内には80台のPCがプリンター、スキャナ、必要とする人が利用可能なデジタルカメラ付きでネットワークに接続しています。この中心施設に加えて、キャンパス周辺には他に7つのICTルームがあり、クラス全員がコンピューティング施設を使用できるようになっています。

ブランデルズ・スクールのIT部門では、現代の教師と生徒のニーズを満たすために学校全体で革新的な技術の使用を推進しています。「すべての教室、寄宿舎、休憩室でワイヤレスネットワークへのアクセスを提供してほしいという要望がありました。しかし、建物の多くに使用された厚い石の壁を伴う現地は規模が大きく、問題のあることが判明しました。」と、ブランデルズ・スクールのITディレクター、マーティン・ダイアー氏は述べます。

「私たちは、ますます多くのレガシーシステムとの接続問題を経験していました。これは現地のアクセスポイントをリセットすることに多くの時間を費やすことになり、骨の折れる作業になる可能性がありました。現地の規模から、多くの場合、そこに到着し、修正し、オフィスに戻るまで、往復に20分もかかっていたのです。」とマーティンは説明します。「ネットワークがオンライン状態を保つことが必要不可欠です。寮生の多くが効果的に研究に着手するだけでなく、家族と連絡を取るためにそれに依存しているからです。」

600台のネットワークに接続したコンピューター、ノートパソコン、固定コンソール、職員のスマートフォンに加えて、無数のデバイスが学生自身によって学校の敷地内に持ち込まれています。「ワイヤレスアクセスを必要とするデバイスの数は指数関数的に成長している一方、レガシーネットワークは、単にそれに対応することができませんでした」と、マーティンは言います。「これと相まって、生徒たちがデバイスをネットワークにつなげるために絶えずIT部門に持ってくるにつれ、多くの時間と資源を使うようになっていました。」

長年にわたり、ブランデルズのネットワーク開発は有機的なものでしたが、マーティンと彼のチームは、ネットワークインフラストラクチャーに加えた変更は、今後数年間システムの将来を保証できるほど十分に柔軟であることを切望していました。「学校として、私たちは学生の学習体験を強化する技術の採用に熱心ですが、常に将来を見据えています」とマーティンは言いました。「私たちは巨大なIT部門に恵まれていないため、私たちが選択するソリューションは費用対効果が高いだけでなく、管理オーバーヘッドを削減する上で直感的で使いやすい必要があります。」

ソリューション

「ネットワークの更新に目を向けているとき、私たちは校内のピアグループ内に聞いて回り、ワイヤレスネットワークを整備する潜在的なサプライヤーのリストをまとめました。その中の1つがネットギアだったのです」とマーティンは説明します。「デューデリジェンスの後、ネットギアは私たちに非常にコスト効果の高いソリューションを提供しただけでなく、その丁寧な顧客サービスと無料で現地調査を引き受ける意欲に対して特に感銘を受けたと感じています。」

マーティンと彼のチームは、ネットギアのWC9500ワイヤレスコントローラーに決定しました。他のコストがかかり、複雑で面倒なWLANシステムと違って、WC9500の高容量ワイヤレスコントローラーは、教育施設に最適です。ネットギア WC9500は管理上のシンプルさと使いやすさから設計されており、ユーザーは数分でシステムを設定することができます。

「当校は労働集約的ではないソリューションを望んでいたので、それは私たちにとって完璧でした」と、マーティンは説明しました。「私たちは、ネットギア WC9500の直感的な管理インターフェースにより、完全なワイヤレスネットワークを大変迅速に設定できるところが気に入っています。」

ネットギア WC9500には洗練されたロードバランシングとレート制限が備わっているため、堅牢なワイヤレス接続のために、すべてのクライアント間で公平な帯域幅割り当てを提供します。「効果的な負荷分散が当校にとって不可欠です。学生が特定の教室に移動すると、最寄りのアクセスポイントには常に需要が集中します。したがって、私たちは負荷を共有するのにふさわしいアクセスポイント間を途切れなく切り替えることができる動的システムを必要としていました。」と、マーティンは言います。

また、ブランデルズ・スクールは展開の一貫としてネットギアの45 ProSAFE® WNDAP360アクセスポイントを設置しました。これは、信頼性が高く、手頃な価格で、使いやすいパッケージに、柔軟かつ容易な取り付けオプションなど、スマートに設計された管理及び展開機能を備えた高性能なデュアルバンド性能を組み合わせています。

結果

ネットワークのアップグレード後、マーティンとそのチームは瞬時に時間節約ができています。「学校はBring your own device（BYOD）の環境をサポートしており、学生が持参するデバイスには別のVLANを実行します。実際、私たちは積極的に、10年生になれば授業に自身のノートパソコンを持参するよう生徒に奨励しています」とマーティンは述べます。「私たちのところへ来ていた学生よりも、私たちは現在、自動的にワイヤレス実装ファイルをすべてのデバイスに一度に広げています。膨大な時間の節約になり、生徒にも非常に人気です。」

また、マーティンはノートパソコン、タブレット、携帯電話に関わらず、日々の学習ツールキットの一部としてデバイスを使用する教師が増加しているのを目にしています。「ネットギアとのワイヤレスネットワークをアップグレードすることで、当社のネットワークの帯域幅と回復力の両方が増加しています。当校には、生徒と教師がキャンパスをあちこち移動するにつれ中退者がいなくなったので、自信を取り戻しました。」

ブランデルズ・スクールはネットギアとの協働を継続して10GbEのバックボーンを改善することにより、データ量の多いアプリケーションがさらにネットワーク上に配置された場合もネットワーク全体におけるボトルネックの可能性を低減します。「私たちはすべてのCCTVセキュリティフィードをネットワーク上に配置し、生徒が自身のプレイステーションとXBOX上のオンラインゲーム用に使用するための第2の専用VLANを追加する計画を立てているため、私たちはこれを先取する必要があり」と、マーティンは付け加えます。「当校の新しいネットギアワイヤレスネットワークにより、将来のネットワーク要件を拡張することが可能となり、高価な除去と置き換えは不要となるのです。」