ReadyNAS 102/312の BOOT MENU(ブートメニュー)へのアクセス方法
ブートメニューを使用して、ReadyNAS ストレージシステムの再起動やトラブルシューティングを行えます。ストレージシステムには以下のブートモードがあります。
- NORMAL: 電源ボタンを押して起動するときと同じように、通常の起動プロセスを実行します。
- FACTORY DEFAULT: 10 分間のタイムアウト時間の後に工場出荷時の状態へリセットします。
警告:ストレージシステムを工場出荷時の状態に戻すプロセスを実行すると、すべてのデータが消去され、すべての設定が初期設定にリセットされ、ディスクは X-RAID2 に再フォーマットされます。
- 工場出荷時の状態に戻すプロセスをキャンセルしたい場合は、10分間のタイムアウト時間が終わる前に、ストレージシステムの電源をオフにします。 データは失われず、システムは安全にシャットダウンします。
- 工場出荷時の状態に戻したい場合は、システムの電源を切らずにそのままにしておきます。 10分間のタイムアウト時間が経過すると、工場出荷時の状態に戻すプロセスが開始されます。
メモ:工場出荷時の状態に戻すプロセスを直ちに開始するには、10 分間のタイムアウト時間内にバックアップボタンを押します。
- OS REINSTALL: 内蔵フラッシュメモリからディスクに、ファームウェアを再インストールします。 システムがクラッシュした場合や構成ファイルが破損した場合などに、このブートモードを使用します。 このブートモードを選択すると、ストレージシステムの設定の一部(インターネットプロトコルの設定や管理者パスワードなど)が初期設定にリセットされます。
- TECH SUPPORT: 診断モードで起動します。 このブートモードは、NETGEAR テクニカルサポートから指示された場合にのみ使用します。
- VOLUME READ ONLY: ボリュームを読み取り専用としてマウントします。 このモードは、障害復旧時にディスクのデータ救済を試みる場合に使用します。
- MEMORY TEST: メモリテストを実行します。 テストが成功したか失敗したかは、ストレージシステムの LED によって示されます。 メモリテストの結果の判断については、 NETGEAR テクニカルサポートにお問い合わせください。
- TEST DISK: オフラインでの完全なディスクテストを実行します。 ディスクの容量によっては、このプロセスに 4 時間以上かかる場合があります。 テストの結果はRAIDarからご参照いただけます。
ブートメニューにアクセスする:
- ストレージシステムの電源を切ります。
- ペーパークリップをまっすぐに伸ばし、リセットボタンを長押しします。
- 電源ボタンを押します。
システムが起動します。
- 電源LED、USB とバックアップステータス LED、ディスク 1 LED、およびディスク 2 LED が点灯したら、リセットボタンから手を離します。
- バックアップボタンを押してブートモードオプションを選びます。
どのブートモードが選択されているかは、ストレージシステムの LED で判別できます。 その説明を次の表に示します。
ブートモード |
ステータスインジケーター |
説明 |
電源 LED |
ディスク 1 LED |
ディスク 2 LED |
USB とバックアップ LED |
BOOT MENU |
4つの LED すべてが点灯します。 |
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NORMAL |
電源 LED が点灯します。 |
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FACTORY DEFAULT |
ディスク 1 LED が点灯します。 |
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OS REINSTALL |
ディスク 2 LED が点灯します。 |
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TECH SUPPORT |
USB とバックアップステータス LED が点灯します。 |
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VOLUME READ ONLY |
電源 LED およびディスク 1 LED が点灯します。 |
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MEMORY TEST |
電源 LED およびディスク 2 LED が点灯します。 |
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TEST DISK |
電源 LED および USB とバックアップステータス LED が点灯します。 |
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凡例:
点灯:
消灯:
- リセットボタンを押してすぐに手を離し、選択したブートモードを確定します。
これで、システムは選択したモードで起動します。
上記は ReadyNAS 102、312 デスクトップストレージシステムに関する記事です。